4年前に更新を停止したまま放置されていたこのサイトは、もはや誰も読んでいないのは明白なわけだが、誰も読んでいないからこそ残しておきたいことを書き連ねていくには格好の舞台だということで久々に更新してみることにした(というか、まだ残っていたことに驚きを隠せない)。

　思い起こせばこのサイトを始めた当時は十代前半の学生だった僕が、今では二十代前半だ。
始めたのは8年ほど前だろうか。小説が大好きな少年だった。純文学からライトノベルまで様々な物語が好きだった。つい最近、家の中の本や漫画、CDなどを売ってしまったのだけれど、当時好きだった作家は今も好きなまま、本も大切に残してある。それほど自分の人生や創作をする上で影響を与えた、素晴らしいものたちだ。
　いまも創作は続けている。8年ほど経ってようやく自分の「中途半端さ」に気付いた。絵を描くのも、小説を書くのも、音楽を作るのも、触れるだけで満足して、上を目指すことをしてこなかった。
今更気付いたところで遅い、と思うかもしれないけれど、それでも僕はこの自らの愚かな悪癖を正す他に自分を救う方法はないと考えた。

　この投稿を最後に、僕はこの日本橋という名前、人格を捨てて、新たな名前で活動すると思う。
　やけに回りくどい言葉で話したり、言葉遊びをしたり、絵を描いたり、音楽を作っている人物が(存在しないであろうが)この投稿を読む人間の前に現れたときはそれは僕かもしれない。

　それでは、さようなら。